東区山車まつり振興会について
(1)設立趣旨書
1 趣 旨
東区山車まつりとは江戸時代より名古屋市東区筒井町および出来町に伝わり、地域住民が守り続けてきた名古屋型の山車五輌による伝統文化行事であります。
今日、伝統文化行事を支えてきた基盤は、少子高齢化や市街地の構造変化などにより揺らいでおり、将来への継承や維持が重要な課題となっている一方で、核家族化が進む現代社会において、地域の中で多世代が取り組む伝統文化行事は見直されてきております。
しかしながら、地域の祭礼として伝わる伝統文化行事の地域外での認知度は高いとは言えず、行事としても限定的なものであることから、我々は名古屋市東区を中心とした一般市民に対し、東区役所、徳川園などとも協力して、その魅力を発信していくとともに伝統文化の披露等による技術の向上、後継者育成を図り、まちづくりの推進と文化の振興に寄与したいと考えております。
このような活動を行うに際しては、社会的信用および公正かつ透明性の高い運営が必要であり、また会員のボランティア活動によるもので営利を目的としないことから特定非営利活動法人の設立に至ったものであります。
2 申請に至るまでの経過
2012年4月 名古屋市東区の山車関係者および地域住民により、山車まつりにおける地域へ の魅力発信、後継者育成の推進を求める声が高まり、特定非営利活動法人を 念頭にした任意団体「東区山車まつり振興会」が設立された。
2012年7月 伝統文化行事である東区山車まつりの魅力発信、後継者育成を主たる目的と
して特定非営利活動法人の設立に向け、準備会が発足し、設立準備に入る。
平成25年1月23日
特定非営利活動法人東区山車まつり振興会
設立代表者 松永 健嗣
(2)団体概要
1.名称 | 特定非営利活動法人 東区山車まつり振興会 |
2.代表者 | 理事長 松永 健嗣 |
3.目的 | この法人は、名古屋市東区に現存する湯取車、神皇車、鹿子神車、河水車、王羲之車(以下「五輌の山車」)がそれぞれに有する歴史や伝統、しきたり等を尊重しつつ、広く一般市民に対して、五輌の山車に関する普及啓発事業等を行い、江戸時代の町人文化として貴重な名古屋型の山車文化の伝承等に係る問題の改善や解決を図り、もってまちづくりの推進と文化の振興に寄与することを目的とする。 |
4.事業の種類 | (1) 五輌の山車に関する普及啓発事業 (2) 五輌の山車の文化に関する伝承事業 (3) 五輌の山車の文化に関する体験事業 (4) その他この法人の目的を達成するために必要な事業 |
5.設立年月 | 平成25年5月 |